日本キリスト教会 神戸布引教会
651-0056神戸市中央区熊内町6-2-2 TEL&FAX 078-291-0519
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
ヨハネによる福音書 3章16節
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お知らせ
ただ今神戸布引教会では牧師が不在中です。
そのため主日礼拝は、引退教師鈴木攻平教師による説教と、夙川教会石束岳士牧師からお借りした説教を礼拝司会者が代読するという方法で守っています。
礼拝説教の担当牧師は以下のようになっています。
第1主日 夙川教会石束岳士牧師(代読)
第2主日 鈴木攻平教師 聖餐式
第3主日 夙川教会石束岳士牧師(代読)
第4主日 鈴木攻平教師
第5主日 夙川教会石束岳士牧師(代読)
礼拝堂に続く正面扉
ΑとΩ(始めと終わりを意味します)の文字が 装飾された正面扉 把手は教会を意味する「魚」を形取っています。
現会堂の礼拝室
説教台の上の聖書
キリスト教会をよく知りたい方のために
●キリスト教について
キリスト教会は、イエス・キリストを主とし、イエス・キリストを礼拝します。礼拝は神さまに導かれ、見守られていることを心から感謝し、讃美する精神的空間です。神さまを信じる方は、どなたでも自由に礼拝に参加し、心の平安を得ることができます。
世の中には「教会」と名乗っているところが多くあり、キリスト教会と区別しがたい団体が多くありますのでご注意下さい。私たちの教会は伝統的な信仰、つまり唯一の神を信じ、その神は、主なる神、救い主なる神キリスト(イエス)、聖霊(み霊)なる神という3つの形で私たちに語りかける神(三位一体の神)であるという信仰に立っています。
●教会の敷居は低い
私たちの教会は入り口が、防火法令によって重い鉄の扉になっています。中が見えませんが、勇気を持って開けてみてください。
すると受付の人がいますので、「初めて教会に来ましたと」と告げてください。そこで教会備え付けの聖書や讃美歌集を貸してもらえます。始めから聖書や讃美歌集を用意する必要はありません。手ぶらでお越し下さい。
そして受付で「週報」を受けとって下さい。週報とは礼拝のプログラムで、聖書の箇所や讃美歌の番号が書いてあり、それに従って礼拝が進められます。
教会の前で入ろうかどうしようかと逡巡してしまって、開始の時間に遅れても、もちろん大丈夫です。遅れたときには受付には誰もいないかもしれませんが、そんなことにはかまわず礼拝室に入って、空いている席にご着席下さい。
礼拝室に入ると、正面の中央に牧師が立ってお話しをしているかもしれません。礼拝室では牧師は出席者に神のメッセージを伝えます。
●礼拝の順序
礼拝は次のような順序で行われます。
前奏 こころを鎮めてオルガンの演奏をお聴きください。
招詞 礼拝への招きの言葉を司会者が読みます。
讃美 立って歌いますが、お身体のご不自由な方は着席のままで結構です。またその曲を知らなければ歌わなくてもかまいません。
祈り 祈りの終わりに「イエス・キリストの御名によりお祈りいたします」と言いますので、「アーメン(わたしもそう思いますという意味です)」と唱和します。
聖書 説教に関連した聖書の箇所を司会者が読みます。
説教 神様からのメッセージです。
讃美
聖餐式 第一日曜日(今は第二日曜日)にはパンと葡萄酒をいただく聖餐式があります。初めて教会にいらした方や、まだ洗礼を受けていない方は聖餐にあずかれませんので、そのままやり過ごしてください。
報告 礼拝後の集会などの行事をアナウンスします。
献金 献金は参加費ではありません。金額も決まっていません。自由な気持ちでお献げください。
主の祈り 週報の裏にあります。
讃栄 終わりの讃美歌です。
祝祷 牧師が祝福の祈りをささげます。
後奏 祝祷の後オルガンの奏楽がありますので、着席して黙祷して下さい。
これで礼拝は終わりです。その間1時間足らずです。礼拝が終わってから、さっと帰って頂いて結構です。隣に座っている教会員が話しかけてくるかもしれません。適当に聞き流してください。時には司会者や牧師から自己紹介をお願いすることがありますが、差し障りがありましたら嫌という意思表示(首を振るとか手を振るとか)をしていただけば、それ以上はお願いしません。もしお時間が許せば、礼拝後の集会にも参加してみてください。礼拝に出たからといって牧師や教会員がご自宅を訪ねていくとか郵便物が届くとかということはありませんので、安心して礼拝に出席してみてください。
1915年(大正4年)に神戸市葺合区(現中央区)生田町1丁目に建設された会堂
1950年(昭和25年)に現在の地に建てられた会堂
1964年(昭和39年)に新築された前会堂
神戸布引教会について
●神戸布引教会の歴史
キリスト教会はカトリックとプロテスタントに分かれますが、日本キリスト教会は、プロテスタントの中の宗教改革者のジャン・カルヴァンの流れをくむ改革長老派に属します。日本のプロテスタント教派の中では一番最初に日本で伝道を開始し、1872年(明治5年)に横浜に開設された横浜海岸教会は日本で最初のプロテスタント教会です。
神戸布引教会は横浜海岸教会よりしばらく後の1901年(明治34年)に改革長老派の外国人宣教師によって伝道が開始され、1911年(明治44年)5月7日に現在の神戸市中央区加納町のあたりに教会堂が建築されました。さらに1915年(大正4年)に神戸市葺合区(現中央区)生田町1丁目に本格的な会堂(ヴォーリス社の設計だったようです)が建築され、移転しました。しかし昭和20年6月の空襲で焼失し、しばらく会堂がないまま1950年(昭和25年)に現在の地(当時の地名は神戸市葺合区熊内町4丁目)に会堂を与えられ、1964年(昭和39年)には1階の礼拝堂の上に2階を建て増し、1階が集会室、2階が礼拝堂の教会堂が完成しました。
●伝道活動
1977年(昭和52年)5月には神戸市西区桜ヶ丘中町のさくらんぼ幼稚園で栄伝道(神戸電鉄の最寄りの駅が栄駅なのでこう呼んだようです)を開始し、1981年(昭和56年)にさくらんぼ幼稚園隣接地に桜ヶ丘礼拝所用地を購入し、正式に桜ヶ丘伝道を始めました。また翌1982年(昭和57年)には、利岡勝司長老宅での家庭礼拝が発展し、川西市内に用地と家屋を購入し、9月から川西礼拝を開始しました。
●阪神淡路大震災
1995年1月17日早朝に神戸を襲った阪神淡路大震災で、4階建ての塔屋部分(牧師館)は無事でしたが、集会室と礼拝堂の損傷が激しく、礼拝を続けることができなくなりました。再建までの間、礼拝を神戸市中央区加納町の神戸YMCAで行いながら、1997年の教会総会で、塔屋部分はそのままにして、礼拝室部分を新築することを議決しました。多くの方々や諸教会のお支えにより1998年4月に再建を果たし、同7月14日に建堂式を行い、現在に至っています。神の導きと、多くの方の支えによって私たちの教会堂は建てられたと言って過言ではありません。神にある交わりの尊さをいまさらに感じます。
なお桜ヶ丘伝道は日本キリスト教会桜ヶ丘伝道所(桜ヶ丘教会)に発展しましたが、川西伝道は2001年に土地・家屋ともを売却しています。
●歴代牧師
教会創設以来
渡辺 敢
谷津 善次郎
寺尾 喜六
征矢野 豊
野木 源治郎
畑 祐喜
藤塚 聖
吉平 敏行
が牧師を勤めてきました。
2024年4月1日から担当牧師は不在となっています。
第2代から第5代までの神戸布引教会牧師